どうも、ひめおです(@himeo1000chokin)
今回の話では、28歳になった私が一から始めた貯金方法を紹介します。
当時の私は、無職状態で、貯金が2万円ほどしかありませんでした。一方で借金は100万円弱ありました。
しかし、約1年経った今では、借金の8割を返済し、貯金は75万円を超えて100万円に到達します。
いま振り返ってみると、自分が100万円貯金を目指してからやってきた中で「これがあったから上手くいったよな」と思えることがあります。
これからお話する「正しく貯金するための4つのステップ」を押えることで、誰でもお金を貯められるようになると思っています。
- STEP1:【目標設定】自分自身との約束 ※最重要
- STEP2:【現状把握】お金の出入りを数字でつかむ
- STEP3:【支出コントロール】切りつめず貯金する
- STEP4:【収支の改善】削れるポイントを見つける
- 貯金は節約から生まれるのではなくコントロールから生まれる
STEP1:【目標設定】自分自身との約束 ※最重要
無職で、貯金2万円、借金100万円という状態で落ち込んでいた自分。
そんな私がまず最初にやったことは、1本のペンと1枚の紙を手にとって目標を書いたことでした。 いつ来るか分からない目標でもなく、直近の目標でもありません。
5年後の自分に向けた目標です。
当時書いた紙は今でもすぐ手に取れる場所に保管してあります。自分の中に気の迷いが出てきたと感じときなどには必ず見返します。
貯金とは、とても地道な行為の積み重ねです。そして普段の生活の中には「お誘いや誘惑」がたくさん出てきます。
そんな中でも、自分自身がブレずに行動を継続していく上で
最も役に立ち・自分を支えてくれたのが目標でした。
- 自分はどうなりたいのか?
- どんな生活をしたいのか?
- どんな状態だと喜びを感じるのか?
を考えながら、ちょっと背伸びした目標でもいいから5年後をイメージする。
自分自身へ「約束だからね」とゆびきりできる目標を書きます。
それが決まってからは、あとはおのずと、
毎月の目標貯金額や借金返済額が出てきます。
自分自身と約束した大目標があることで、地道な貯金や返済に意味が生まれ、
進んでいることに喜びや楽しさを感じられるようになるのです。
具体的な目標設定の方法、目標設定シートの書き方はこちらにまとめています。
STEP2:【現状把握】お金の出入りを数字でつかむ
次に大事になるのが、お金の出入り(収入と支出=収支)を見える化して、正しく把握することです。
現状把握を的確にしなければ、改善することが難しく、メンタル的にも負担が大きくなって継続できなくなります。結果が出にくいのに精神的に疲れる→やめるに繋がります。
例えば 今のあなたは、
- 給与がいくらで、手取りがいくらか?
- 先月の出費は合計いくらか?今月の出費は現在いくらか?
- 出費のうち何にどれくらいかかっているか?
- 今月自由に使っても良いお金はあといくらあるか?
- 先月より使ってない金額はいくらか?(先月より使った金額はいくらか?)
- 借金はいくらか?完済までにあとどれくらいかかるか?
これらの質問に正しくさっと答えられるでしょうか。
もしくは、何か記録やデータを確認してすぐに答えられますか。
何か改善するためには、実態をデータや数字でまず見える化する必要があります。
人間の感覚と実際のお金(数字)の動きに差が発生しやすいので、必ず数字やデータで実態を把握しましょう。
貯金を成功させるためには、下記の5つの観点で記録をとることが大事です。
①現金による支出
現金による支出は「今すぐ支出」と個人的に呼んでいます。
現金を使った瞬間、使った分だけすぐに手元からなくなるからです。
メリットは、手元からすぐになくなる分、感覚的に分かりやすいこと。
一方デメリットは、家計簿アプリで自動的に記録することができないことです。
なので、その場でアプリか紙に自分で記録する癖を持たなければなりません。
②クレジットカードによる支出
クレジットカードによる支出は「後から支出」と呼んでいます。
クレジットカードを切って何かを購入しても、実際にお金が減るのは後になるからです。
メリットは、電子的・自動的に支出の記録を残せること。
一方デメリットは、実際にお金が減るのと記録が印字されるのが遅れるため、今時点での支出の総額が分かりにくいことです。さらにカードが複数あると、カードによって締め日や計上日が違ってくるため、余計に何にいくら使ったのかが見えにくくなることです。
なので、クレジットカードの支出も必ず「今すぐ支出」と同じように、
記録して見える化することが大事になります。
支出の管理については、こちらをご覧ください。「A4裏紙レシート記録法」で手軽かつ効果的に管理できます。
③借金返済
借金には必ず利子(金利)がつきます。
リボ払いのように金利が15.00%とかになると、自分が借りた金額よりも返済する金額の方が多くなります。ここでも自分の感覚と実際の返済額に差が出てきやすいので注意が必要です。
借金返済の優先度は金利の高いものから先に返済するようにします。
金利と予定返済期間をしっかりと考慮した上で、いくらの返済を何ヶ月続ける必要があるのかを明らかにしましょう。
④収入
給与収入であれば、額面と諸税金がいくら引かれているのか、手取りがいくらになるのかを最低限確認しておきましょう。
前年度の年収によって引かれる税金も変わってくるので、今年引かれる税金は増えるのか?来年はどうなりそうか?などをなんとなくでもつかんでおきましょう。
⑤貯金
①〜④までの要素をきちんと明らかにして、初めて⑤の貯金が定まってきます。
現状を把握した上で、いくら貯金していけそうか?(貯金していきたいか?)を決めていきましょう。
STEP3:【支出コントロール】切りつめず貯金する
貯金を増やす(もしくは借金返済額を増やす)には、
収入を増やすか、支出を減らすか、のいずれかを実現するしかありません。
私は「節約」という言葉があまり好きではありません。
なぜなら「身を削る」ようなニュアンスや「我慢する」という感覚が含まれているように感じるからです。
私は「支出をコントロールする」と言っています。
こじつけかもしれませんが、「コントロールする」という方が能動的でポジティブな感じがしませんか?
継続させる上で一番切りつめてはダメなものは「気持ち・メンタル」です。
切りつめるのではなく、コントロールする。その対象は3つです。
①費用をコントロールする
費用をコントロールするとは、購入するもの「価格・費用」をコントロールすることです。Rという商品があったときに、Aは230円、Bは150円だとしたときに、Bを選ぶことです。
例えば、私は毎朝コンビニで100円コーヒーを買って飲んでいましたが、魔法瓶を2,000円で購入して、毎朝自宅で粉コーヒー1杯(40円)をドリップして飲むようにしました。
30日間×60円=1,800円が減ることで、年間で21,600円のコスト削減になります。
②欲望をコントロールする
欲望をコントロールするとは、購入したいと思う「対象」と「購入時期」をコントロールすることです。
頑張って貯金を増やそうとしている時期でも「あ〜あれ欲しいな〜」という思いが当然でてきます。
例えば、私はあるときちょっと良い靴(20,000円台)を欲しいと思ったのですが、今すぐ買おうとせずに時期をずらしました。その間に、少しでも稼ぎを増やしたり、費用のコントロールでお昼を平均700円を平均500円までに下げたりして、20,000円分の価値を貯めてから、欲望を満たすのです。
③人付き合いをコントロールする
普段の出費の中で大きく影響を与えてくるものを突き詰めると、人間関係か趣味かにたどり着きます。
会社の同僚や友人や異性からご飯に行こうと誘われる、遊びが増える、小旅行にいく、結婚式に参加するなど、人付き合いが多いほど出費も多くなります。
極論ですが、家でじっとしているのが一番お金が貯まります。
なので、人付き合いを無理してやっていないか、気を遣っているものはないか、自分自身が約束した目標と照らして本当に重要な関係なのか、をしっかりと整理することはとても大事なことになります。
STEP4:【収支の改善】削れるポイントを見つける
STEP1〜STEP3を1・2ヶ月しっかりと実行してみると、自分のお金の出入りの実態が本当によく見えてきます。
ここまで来れば、あと大事なのは淡々と、改善しながら継続していくことです。
自分のライフスタイルが見えてくると、その中で定型化している部分が分かります。その定型化している出費ほど「削れる」ポイントがあり支出改善の効果が大きいです。
例えば、携帯の料金、先ほどの毎朝飲むコンビニコーヒー 、飲み会などです。
収入と支出のリズムが見えてくると、自分がいつどれくらい支出を押えるべきで、いつ出費して欲望を満たしていくべきかが分かるようになります。
これが、精神的にもお財布的にも健康を保てる正しい貯金だと考えています。
貯金は節約から生まれるのではなくコントロールから生まれる
長期的で継続的な、メンタルにも悪影響がない計画的な貯金は、節約(切りつめること)ではなく、自分自身の欲望と生活のコントロールにより実現できます。
そして大事な点なのでもう一度言いますが、コントロールの基準をしっかりと自分で保つためには、何よりSTEP1:【目標設定】が一番大事になります。
全ては自分自身のため。切りつめていくのではなく、コントロールしていく。
その考え方を持って、今の収支を眺めてみてください。