どうも、ひめおです(@himeo1000chokin)
最近は考え方に関する話が多かったですが、今回は実践的なテクニックについてお伝えしたいと思います。しかし、「テクニック」というほど複雑なものではありません。
くそ簡単、超簡単です。A4の裏紙とペンがあれば、誰でも今からでもできます。
ただ効果は絶大。手軽すぎるからってみくびってはいけません。
さっとやるだけで、今の支出状況が見える化されて、積み重なると毎週・毎月にどれくらい出費しているか、どれくらい貯金できそうかが見えてくる。そんな便利な方法です。
一人暮らしでこれからの将来に向けて貯金していきたいという人、家計簿をやろうとはしてきたけど毎回挫折していた人は、ぜひこのA4裏紙レシート記録法を試してみてください!
(1)家計簿の問題
お金の管理をしようと思ったときに、まずみんなが始める方法は決まっています。
「家計簿をつけよう」です。
しかし、いきなり家計簿をしっかりとつけようとしても、ほとんどの人がノートを買ったまま続かずに終わってしまうのが現状です。
なぜなら、家計簿は1ヶ月・3ヶ月綺麗に書けて、まとめられて、やっと効果が出てくるものですが、抜け漏れがあったり、書く日数がたまってきたりすると、もうストレスがかかってくるからです。
ズボラなひめおは、絶対家計簿は続かないと思っていたので、もっと手軽な方法で貯金と支出管理ができる方法がないかと考えていました。
その中で生まれたのが「A4裏紙レシート記録法」です。私でも今ではもう1年間続いています。
(2)A4裏紙レシート記録法とは
もう文字通りですが、用意するものは、
- 記録したいレシート
- A4裏紙1枚(1ヶ月分)
- ペン
のみです。
日付を書いて、その日のレシートごとに「金額」だけをA4裏紙に写していきます。
必要であれば、食事系なら食費の「食」、日用品系なら「日」など漢字で印を添えます。(集計するわけではないので参考程度で書きます。)
あとは、1日の金額の合計とその月の総額を書いて終わりです。とても簡単。
A4裏紙レシート記録の具体的な書き方(写真で説明)
よりイメージが湧くように、写真で順を追って説明します。
1. まずA4用紙(裏紙でOK)とペンを用意します。
2. A4用紙に4本線を入れて5等分します。
3. 日付を書いて、その日のレシートの金額を写します。
※漢字1文字で項目を記すと後で見たときに分かりやすいです。必須ではないです。
例えば、9月15日のレシートが、
吉野家の牛丼 660円
コンビニの飲み物 151円
スーパーの買い物 3,233円
美容室で散髪 4,000円
だとします。そしたらA4裏紙には、
・9月15日
660 食
151 食
3,233 食
4,000 美
---------------
8,044
(今月の総額=8,044+前日までの合計)
と記載します。
一番チェックしていくべきなのは、その日その日の合計金額と、()で囲っているその月の総額です。
ここを見ていくことで、現在どれくらい支出しているのか、先月より速いペースなのか遅いペースなのかが分かるようになります。
また何か大きな出費が出ていないか、出たなら何が出費の要因かを把握していきます。
※書いたらレシートはゴミ箱に捨てます。(個人事業主や確定申告に申請できる経費になるレシートの場合は、別途残しておきます。)
4. 繰り返すとこんな感じでたまります。
A4裏紙1枚で1ヶ月分を書きます。年間で12ヶ月12枚になります。
積み重ねていくと、自分自身の平均的な支出がいくらくらいか、出費がかさむときは何でかさむか、がしっかりと見えるようになります。
お金の動きが把握できると、コントロールできるようになってきます。
5. 最後にクリアファイルで保管すればOKです。
(3)A4裏紙レシート記録法の強みと弱み
強み
- 手軽
- コストがほぼかからない
- 支出金額をリアルタイムで把握できる
A4裏紙レシート記録法が一番強みを発揮するのは、「現在の支出金額がいくらか」を手に取るように把握できる点です。クレジットカードの記録がつくのは数日後とかになるので、電子的な記録だとどうしても人間の感覚と実際に使っているお金にズレが出てきます。
A4裏紙レシート記録法は、それを防いでくれます。使いすぎているなとか、今はきちんと抑えられているなとかがリアルタイムで理解できるのです。
弱み
- 支出の詳細の内訳を記録・分類・集計できない
- レシートが必ず必要(ないと記録できない)
A4裏紙レシート記録法の一番の弱みは、支出の項目ごとに分類したり、集計したりする構造になっていないことです。支出内容の詳細を追うことは目的としていません。
支出の内容や内訳を記録するのは、家計簿アプリの出番です。この点は別の記事で説明します。
あとは、アナログ管理につきものですが、レシートを万が一もらい忘れたり、無くしてしまったら、記録が難しくなることですね。
強み・弱みをきちんと理解した上で、ぜひA4裏紙レシート記録法を試してみてください!
その効果が実感できるのは、間違いないと思います。
「あれ?今月は出費が多いな? 」となったときもA4裏紙で整理するのがオススメです。